BixioFrizziTemperaMagneticSystems

イタリア映画の音楽でそれぞれ単独でも活躍する、フランコビクシオ、ファビオフリッツィ、ィンステンペラによるユニットの、2016年にリリースされた編集盤。

ビクシオフリッツィテンペラは、映画音楽を専門としたスタジオオンリーのスーパーグループという事で、あのゴブリンと並び称される事もある知る人ぞ知る存在。

ていうか多分、彼らのサントラにゴブリンのメンバーが参加している事も珍しくないのではないか。

しかしよくぞこんなものを出してくれたものだ。

ブックレットに掲載されている写真からすると、タイトルとジャケットのデザインはマグネティックシステム名義でリリースされたシングルGodzillaEscapeからとられている模様。

ジャケット右上のロゴマークが伊Cinevoxをパロっているが、FindersKeepersという英国のレーベルからのリリースで、ライナーなどの記載は全て英語である。

各曲に出典盤のタイトルと年号が書いてあり、それによると収録されているのは1972-1977年の作品だ。

曲目は

1Mistiche

2Escape(7Version)

3DeathsSong

4FacceViolente

5Attesa

6Chaco

7VaiGorilla

8NightClubDance

9SetteNoteInNero

10Sound(Excerpt)

11Avangi

12Godzilla

13TheHuntDown

14Naturali

15Escape(FilmVersion)

音楽といい、サウンドといい、いかにも70年代のイタリア映画らしい世界が展開される期待通りの1枚。

ゴブリン、及びその頃のイタリアンプログレが好きな人にも十分アピール出来る内容だろう。

特に先述のGodzillaが含まれているのが嬉しい。

このGodzillaは、1954年の第1作に色を着けて1977年にイタリアで公開したものだそうで、曲は以前YouTubeで聴いて魅了されていた。

サウンドこそ古めかしいが、その哀愁に満ちた、切ないメロディは耳に着いて離れない。

好きでこうなったわけじゃない怪獣の悲しみが表現されており、脳天気な伊福部の音楽なんかすっ飛んでしまう名曲だ。

またこの内容なら、フリッツィだけが目当てでも満足出来ると思う。

ちなみに1000枚限定とか。