BEETHOVEN DIE 3 LETZTEN SONATEN

(20170514_BEETHOVEN_DIE_3_LETZTEN_SONATEN)

LUDVIG VAN BEETHOVEN

Klaviersonate Nr.32, op.111

P1981

Klaviersonate Nr.30, op.109

Klaviersonate Nr.31, op.110

P1982

LUDOLF BUCHBINDER

Klavier (STEINWAY - Flgel)

MADE IN GERMANY・TELDEC Schallplatten GmbH

C1984

TELDEC 6.43027 AZ

LP

Clement II

透明感はあるが金属的な硬い音のレコード。かつてはこのカートリッジで聴こうと考えなかった。今までに知らなかった相性はないか、試したい。

レコードの聴き始めに、また少しトーンアームの調整を修正した。初回で決まらないなぁ。

あれっというような、記憶より地味な音。

思うに、ちょうどハモる厳密なスイートスポットからごく僅かに外れた近傍に、苦く沈んだ色味を見せるポイントがないだろうか。例えぱえぐ味の微かなものがコクであるのなら、そのような音の色味の出し方も方法の一つではないだろうか。

つまり録音の味付けというよりも楽器のコンディションのそういう性格付けかではないかと考えた。もしそういうことなら、主観的には好きな方だ。

演奏は、どんな音も、ただ一つの音自体とか、説明を拒むような音とかにはなれなくて、必ずしゃべっている。勿論考え抜かれた言葉なんだとは思うが、音に謎を見るような見方を許さないところがあるようにも思う。良いと思うか悪いと思うか、聴く者に態度の表明を迫るようなところがあると思う。

ベートーベンの後期の曲を聴くときは、この世のあれこれとか人間業のあれこれとかを突き抜けた先を、音をきっかけに想像したいが、僕の主観にとっては、このレコードの演奏では、それはうまくできない。

★★☆☆☆