読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「夜は短し歩けよ乙女」

原作は森見登美彦で、2007年本屋大賞2位になった作品だが、私はよく知らなかった。

だが脚本はヨーロッパ企画上田誠で、監督は「ピンポン THE ANIMATION」の湯浅政明である。

これはテンション上がりまくりである。

が・・・。

正直、想像していた内容とはちょっと異なっていた。

大学生の「先輩」(星野源)は、同じ大学の後輩「黒髪の乙女」(花澤香菜)に一目ぼれをしていた。

以降、彼女を気を引くために、先輩は偶然を装って、なるべく彼女の目に触れる場所に出没するのであった。

名付けて「ナカメ作戦」(なるべく、彼女の、目に触れる)である。

先輩はそうやって外堀を埋めて行くのだが、いつしか外堀を埋める事が目的になりつつあり、その事を親友の学園祭事務局長に指摘されたりもしていた。

一方黒髪の乙女は、小さい事など気にしないポジティブな娘だった。

とにかく飲むのが大好き、酒豪の老人と飲み比べをしても負けないほどのうわばみである。

思い立ったら行動あるのみ、小さい頃の思い出の古本をゲットするために古本市に行き、その足で学園祭にも行く。

不思議な空間をまい進する黒髪の乙女と、彼女に振り回される先輩の不思議な物語が繰り広げられる。

一夜のうちに、四季の物語が展開するという設定である。

今どき珍しい紙芝居のようなべたべたな2Dの絵柄に加え、独特の色彩で画面が展開する。

天狗の樋口やパンツ総番長などキャラクターも風変わりで、森見登美彦の世界観をきちんと再現しているのだろう。

しかし原作を読んでいない私にとっては、正直ちょっと入り込みづらく、ファンの人なら満足できる、とも言えないほど、判断が難しい映画だった。

一度、原作ファンの人の評価も聞いてみたい。

40.夜は短し歩けよ乙女