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十割

テレビを点けていたら、以前人気だった『全裸に見える瞬間があるが、穿いている』芸人が、着衣でネタをやっていた。

そりゃあ、ほぼベクトルが同じで、より刺激的な、『ほぼ全裸で、しかも穿いてない』芸人が登場してしまえば、霞んでしまうのも仕方が無い。

だって結局『穿いてる』んだから、勝負にならない。

『安心』がこうなると、完全に裏目に出てしまった訳だ(苦笑)

しかし、今人気のこの全裸芸、舞台映えはするものの、あらゆるシーンで通用するものではない。

テレビの仕事となると、芸だけ披露している訳には行かない。

表に出て行くとなると、全裸ではいられない。

往来でもそうだし、公共交通機関もアウト。

お店での食レポも、居酒屋系でもないと、まず無理。

あ、鉄板から油が飛び散るハンバーグ屋とかのレポートには良いのか!(良くない)

移動を含め、様々な事情で服を着た途端に、『誰だか、分かりませんね』と言われてしまう。

ネタじゃなく、テレビを観ているこっちも、そう思う。

……半裸や芸人の時も、同じ事が起きたな。

自己同一性の喪失である。

特徴が無いという悩みから出発したであろう『裸芸』である。服を着てしまっては、対外的なアピール全てが失われてしまう。

注目を集めている間に、何か別軸の芸で存在感を植え付けられないと、一瞬で揮発しちゃうよ。

見えちゃいそうで見えないお盆の使い方はともかく、素人でも、誰だって裸にはなれるんだから……。

と言うわけで、サーバル100%

(蝶ネクタイしか共通点が無い)