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過去と未来を変えたければ「今」を幸福にするしかない

よく、「未来は変えられるが、過去は変えられない」と言う。

・・・本当だろうか。

時間の流れからすれば、確かに過ぎ去った過去を変えることはできない。

そして、これから来る未来は変えることができる。

最近では、「過去は変えられるが、未来は変えられない」という言われ方も聞くようになった。

いや、そもそも過去も現代も未来もなく、「同時に存在している」とも、「循環している」とも言われたりする。

時間と言うのは不思議なものだ。

時間がなければ、存在は「静止画」となり、動くことはない。

創造主は、「空間」を創り、そこに「個」という「存在」を創り、「存在」に「動き」を与えるために「時間」を創られた。

そして、ありがたいことに、「動き」の方向性として「幸福」を創られた。

もし、人間の生きる目的が「不幸」であり、「破壊」であり、「死滅」であるなら、この宇宙は発展・繁栄することはなかっただろう。

人間は、誰ひとりとして生まれながらに「不幸になりたい」と願う人はいないが、「幸福」の意味を間違えて不幸を選び取る人は後を絶たない。

「自分のことしか考えない」、「感謝をしない」、「短い時間でしか自分の幸・不幸を考えられない」・・・、こうした性格が人生を不幸にする。

特に、最後の「短い時間でしか自分の幸・不幸を考えられない」という性格が現代人の最大の「災い」である。

「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助氏は、生まれた家は裕福であったが、父親が米相場で失敗して丁稚奉公に出され、そこで商売を学び、松下電器を創った。

「発明王」と呼ばれたエジソンは小学校の勉強についていけず、独学で勉強して発明王となった。

「偉人」と呼ばれる人の生涯を学ぶと恵まれた環境で育った人はいない。

苦難・困難な環境の中で、人並み以上の努力をして成果を上げた人ばかりだ。

そうした人にとっては、「苦難・困難」が「不幸」ではなく「幸福のもと」になる。

現在が幸福であれば、苦しかった過去も、「幸福への過程」と捉えられるようになる。

また、「現在の心境が未来を引き寄せる」と言うのなら、「未来は決まっている」、つまり「未来は変えられない」と言えるだろう。

「過去の不幸」を引きずって、「今」を生きるなら、未来は「過去の不幸」の延長線上にしかなく、「不幸な未来」は変えられない。

「前後裁断」と言うが、不幸な過去を幸福な未来に変えるには、「今」を使って前後裁断するしかない。

よく言われるように、人生には「今、ここ」しかないのである。

過去と未来を「今」を幸福にするしかない。

「今」の幸福感が高まれば高まるほど、過去と未来の幸福感も高まっていくだろう。

「昨日より今日、今日より明日」・・・常に「今、ここ」の質を上げる努力を続けることが「幸福な人生」を送るコツかと思う。