10’s Best Drama Awards Nominees

10年に一度の祭典

10’s Best Drama Awards !!

大変な盛り上がりです!

世界38か国、150の放送局が生中継しています!

レッドカーペットには見飽きた整形顔があふれ、

女優同士でカブるドレスなど、ゴシップ目白押し!

バックステージでは、よくある、入館カードの手配間違いでのトラブルが起きたようです。人種問題などにも発展し兼ねない、一触即発の雰囲気でしたが、ホテルや飛行機のグレードアップなどで解決したようです。結局、世の中カネ。

-自信を持ってオススメできるNominee 4作品-

それでは、

今回ベスト3の受賞を逃したものの、

Nominee された名誉ある作品を見ていきましょう!

厳しい審査を勝ち抜いた、自信を持ってオススメできる作品たちです。

“ Mr. Robot / ミスター・ロボット ”

Rami Malek主演のテクノスリラーというジャンルになる作品。富を独占し、貧富の差を生み出す巨大企業のコンピューターシステムをハッキングし、金融データを破壊することによって、個人や企業の借金を帳消しにし、”富の再分配”を図ろうとするF・ソサエティというハッカーグループを描いた作品。

主人公の、悲哀とドラッグに満ちた、退廃的世界観や、巨大な経済システムに対し感じる無力感も見ものである、、、、、。というのは、文学的な見方で、実際には「富める者」と「貧しき者」のどちらにも属さない、エンジニアという「高い能力を持つ者」の生活が魅力的である。

また、マニアックな用語や、普通では知りえない裏側の構造、主人公特有の妄想も入り混じり、展開が読めないストーリーとなっている。全話、次の展開が気になるが、ストーリーを完全に覆す展開が何度かある。主演のRami Malekの何を考えてるか分からない暗い雰囲気と、クセのある奇妙な登場人物が秀逸である。

“ American Horror Story / アメリカン・ホラー・ストーリー ”

エロティック・スリラーというジャンルになるらしい。猟奇殺人、拷問、監禁、精神異常、性的倒錯、幽霊、呪い、魔女裁判など、狂気に満ちたホラー作品。サイコパスには先天性と後天性があることや、歴史や地域に起因する狂気や異常性など幅広く恐怖を堪能できる。凶悪犯罪と性が密接に関係していることなども感じ取ることが出来る。

視覚効果や質感、音楽も秀逸である。単に disgusting だと感じるのではなく、物質的に、精神的に、無意識に、あらゆる角度から観るものを、美しき発狂と恐怖の世界に連れて行ってくれる。とにかく映像が美しい。

しかし、Season 5 の ”American Horror Story: Hotel ” は ドラマが積み上げて来た世界観を Lady Gaga に乗っ取られた感じ。Lady Gaga って、イケてるものであれば、何にでも絡んで自分に吸収しようとする。ハイエナみたいで、嫌な気分がするし、存在自体がサムい。

“ Revenge / リベンジ ”

Emily VanCamp主演の復讐劇。無実の罪を着せられて終身刑となった父と、精神病院で苦しい幼少期を過ごした主人公。父をハメた悪人たちに復讐をするため、生まれ故郷のThe Hamptons に正体を隠し、名前を変えて戻って来る。

幼い頃からの鍛錬で得た、高い知能と行動力を生かし、上流階級でうまく振る舞いながら、着実に復讐を実行し、Madeleine Stowe演じる権力者と対決していく。武術を習得するシーンでは、師匠として真田広之さんが登場する。

シーズンを重ね、復讐を済ませていくごとに、登場人物の苦悩も見え隠れし、目的を見失い迷いが生まれる、、、、。意外と派手な殺人や暴力は少ないが、巧みな心理戦で毎回次の展開が気になる。

ロケーションもThe Hamptons のみならず NYなど移動する。ホテルのロビーや、カフェ、バー、ビーチなど、穏やかな公共の場で行われる、激しい頭脳戦、粘着質な心理戦が見事。

ただ、復讐する側としては、主人公が最初から知能と身体能力が高く、感も鋭い。味方にはプログラマーもついている。敵側にあるのは、金と権力と、悪質さと傲慢さだけ。最初は、もう少し主人公(復讐する側)を無力な存在として描いて、成長して強くなる姿を描いたほうが面白かったのでは?と思う。

“ The Collection / ザ・コレクション”

1940年代パリのファッション業界を描いた物語。あまり期待していなかったし、ちょうどSeason 1を見終わったばかりだが、なかなか面白い。最近、男性であるせいか、ファッションへの興味がだんだんなくなっていく傾向にあったわけであるが、ドラマのストーリーや物作りで、興味をそそられることに!

オートクチュール・メゾンをスタートさせたばかりの二人の兄弟の心理描写が素晴らしい。1940年代のモード界なんて、あまり知りえない世界である。パリのモード・テキスタイル博物館: Musee De La Mode et du Textile や、古い記録映像を見ても、現代の目で見ると色あせていて、古い物に見えてしまう。

それを色鮮やかに、リアルタイムのように描くこのドラマの徹底ぶりとマニアックさがスゴいと思う。大戦後のパリの混沌とした薄暗い街並みや、華やかさを求める室内の雰囲気。パリのカフェ店員が、呼んでも注文を取りに来ない様子や、着飾った女性が市民に襲われるシーンなど、リアルなパリを描いてる感じもする。ファッション史を学んだ人には、ドラマ中に出てくるドレスや技術に違和感を感じる人もいるみたいだが、、、。

出演者の顔面や雰囲気もいい感じである。

主演のRichard Coyleは、古典的な雰囲気を持っている。このドラマでは古典的な雰囲気の役者が多い。出演者が現地フランスの役者が多いからかも。

Jenna Thiam はフランスの女優でベルギー出身。

Poppy Corby-Tuech もフランスの女優。

Frances de la Tour はフランスのマダムっぽい雰囲気があるが、イギリスの女優らしい。

でも、やはり英語での演技で、フランス語ではないのがちょっと残念である。

-普通にオススメ出来る、Nominee 5作品-

以下は、

Nominee されたものの受賞しなかった作品で、

上の4作品ほどのレベルには満たなかった作品です。

“ WHITE COLLAR / ホワイトカラー ”

言わずと知れたMatt Bomer主演の人気作品。この作品は、公開当初から観ているので、2~3年遅れで観初めて興奮してる人たちに対しては、上から目線であった。作品については、元天才詐欺師の美術品をめぐるイケてるストーリーだ。Matt Bomer は西洋人だけど、日本人ウケする義経のような繊細な顔面でもある。要するにMatt Bomerの顔面が見どころであり、Matt Bomer以外だと成立しないドラマだ。ハンサムなだけではなく、繊細さがないと。

“ WESTWORLD / ウエストワールド ”

Evan Rachel Wood、Anthony Hopkins主演のSFスリラー。アンドロイド達がいるウエストワールドという西部劇の街のテーマパークでの暮らし、事件を描いたドラマ。今後懸念される、人間と人工知能の対立や、起こりうる不安を描いている。退屈な場面と、興味深い場面の高低差が大きい。

“ Mozart in the Jungle / モーツァルト・イン・ザ・ジャングル ”

Gael Garcia Bernal主演。オーケストラに参加する音楽家たちの暮らしを描いた作品。ぶっちゃけた会話が多く、皮肉めいている。途中でどうでもいい感じになるのは、よくあるヨーロッパ映画っぽい感じもする。でも、実際音楽家ってこんなもんだと思う。数年前にオーストリア料理のレストランで、隣の席のピアニストは下品でだったし。なんか落ち着きのない人は多い。Season 3では、Monica Bellucci がオペラ歌手として出演する。音楽好きな人は、こんなドラマ見なくても、ちゃんとオーケストラやオペラを聴いたほうがいいかもしれない。

“ The Last Tycoon / ラスト・タイクーン

Matt Bomer主演の、1930年代のハリウッド映画界を描いたストーリー。Lily Collinsも出演している。第1話を観ただけでもかなりの重厚さがある。ナチス政権下のアメリカであるが、やはり華やかである。ジョージアン様式やロックフェラー様式やヴィクトリアン様式の豪邸での会議やパーティなど、豪華絢爛な世界でのやり取りが描かれる。ナチスによる迫害を訴えながら、このようにアメリカで富を独占し、意味のない頭が悪くなる映画を放映し、人々を洗脳し続けるユダヤ人の図々しさを感じ取ることが出来る作品として注目している。

“ Empire/エンパイア 成功の代償 ”

スラム街の生活から、大手レコード会社を築き上げたTerrence Howard演じる主人公と、そのファミリーの物語。セレブな生活や、音楽ビジネス、アルバム制作、バカ息子や、仲間の裏切り、麻薬、人種問題など、様々な問題が入り乱れるストーリー。20代の頃だったら、もっと楽しめると思うが、30代の今観ると、ちょっとアホらしい感じもする。HIP HOPとかラップもそんなに流行ってないし。でも、面白いので観てる。

ビデオは、

Mr. Robot の promo。

Rami Malek の役柄は、黒づくめでパーカーをかぶり、他人に関心を示さず暮らしている。まあ、大人だと同じことの繰り返しで、赤の他人は関係ない。人と会って話していても、生身の人間と感情を通わせ合ってる気などしないものである。12歳ぐらいになったら、多かれ少なかれ、人との距離は感じていくものだし。だから頑張れよ!って言ってあげたくなる。

Rami Malek は、エジプト系。このでかい目は、やはり中東の特徴である。やはり黒人、アラブ系、インド系は大きな目が多い。ワリと、これらの国の人は、無表情で人の顔をじっと見ることが多い。でもRami Malekには、微笑がある。

アメリカは、表情による相手への印象とか、アンガーマネジメントなど、感情と表現に関するレクチャーを受けることが多いので、表情が発達してるのかも。銃社会で、表情により誤解を招いたら怖いし。フランス人のように、眉間にしわを寄せると老けるとも言われるので、NYではそういう人は少なかった。